Let's アジャスタブル!

あらゆる道具にはアジャスタブルな領域が用意されている。

このアジャスタブルがその道具の使用者にアジャスタブルと認識されているのは当たり前である。

しかし普通、工業デザイナーやエンジニアつまり製作サイドにアジャスタブルをアジャスタブルと認識している者はいない。

これも当たり前の話なのだが。

製作サイドから見ればこのアジャスタブルは製品内に捨てられた工具なのである。

勿論それはギターもおなじ。

エレキギターにマウントされているアジャスタブルブリッジやトラスロッドなども例に漏れない。

フェンダーのボルトオンネックのボルトとネックセットプレートも楽器の中に捨てられた”クランプ”である。

エレキギター出現以前の楽器ではその部分を全て製作者が外部の工具を使い調整をしてから出荷していた。

工具で調整の後その工具を製品上に残し出荷したものを”アジャスタブル”と誤解したのはカスタマーである。

その外的評価に従うのが製作者なのだ。

これも当たり前の話である。

こんな話を楽器を使う側の人が解ったって別に何も変わらないと思うし、ギター製作者が解っていなかったところで何も問題は無いし解ったところでやはり何も変わらないだろう。

その心が解らなくたって形を同じに作ってさえあれば何の問題もなく楽器は機能する。

これは現実である。

楽器作りも表現ならばやはり表現に心は要らない。

これは常識である。

テーマ : エレキギター - ジャンル : 音楽

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